八戸・工場アート展 終了


八戸工場大学の新しい試み、「八戸・工場アート展」が盛況のうちに終了しました。約一週間の会期に1000名を超える来場をいただき、たくさんの反響がありました。年またぎの制作では、コールマイン研究室の林哲氏と北海道教育大学の有志学生のサポートを受け、無事に竣工する事が出来ました。アートプロジェクトと言うと、町場のどこかでインスタレーションなり映像なりダンスなりを展開するイベントを想起しがちですが、八戸工場大学は、工場と市民とアーティストと行政が連携し、講座もグッズ作りも展覧会作りも、全部含めてプロジェクト。

最終日のトークで話したのですが、ここまで8年やってきた僕の経験則・持論として、「工場 三倍段」「北国の冬 三倍段」というのがあります。三倍段とは、簡単に言うと三倍すごい・大変という意味で、八戸工場大学がこれまでやってきた「-162℃の炎」「虹色の狼煙」などは、両方かかってきますから、9倍段。つまり、暖かい時期に町場でアートイベントをやるのに比べて、9倍狂ってるという意味です。そのため、今回の会場は屋根があるというだけで、どれだけありがたいか。だったら、その分室内でも凄いものを作らないといけないと思ったわけです。そこからの「タワープラント8」。自分の中でも最大規模の作品でした。ご来場いただいた皆様、本企画に関わってくださった全ての皆様に感謝申し上げます。

2018/01/21